「ウドの皮と菜花のキンピラ」と「ウドとワカメの辛し和え」(身体を整える季節ごとの味つけの話)

 

こんにちは♪

 

春は山菜のような苦味があるものを食べると、冬にたまった毒素を排出してくれます。

冬眠からめざめた動物も、ふきのとうなどを食べて冬の毒素を出し、身体を目覚めさせているようです。

 

でもそろそろフキノトウも終わり。

今度は地元産のウドがでてきたので、

しばらくは「ウド」料理でデトックスしてあげます。

 

今日のレシピは2品。

1品目は「ウドの皮」を使い

2品目は「皮の内側の部分」を使っています。

 

身体を整えるには一物全体の食べ方が良いです。

なので皮までしっかりといただきましょう。

一物全体が身体に良い理由

 

そして身体が整うその季節に食べた方が良い味つけというのもあります。

春は苦味があるもの。

夏は・・・・

レシピの後に紹介しますね。

 

 

ウドの皮と菜花のキンピラ

 

<材料>

ウド  4本の皮

菜花  8本

醤油  大さじ1~

油   適量

炒り白ごま 小さじ1

 

<作り方>

  1.  ウドの皮をむき、千切りにする。
  2.  フライパンに油をひいて、①と3cmに切った菜花を入れ炒める。
  3.  ウドがしんなりしてきたら、醤油を入れ炒め合わせ、最後に白ごまをふれば完成です。

 


 

菜花も苦みがある食べ物です。

ダブル苦味でさらにデトックス効果をさらに高めたレシピにしました。

 

葉物野菜は美肌にもなれるので、

これから薄着になる季節に向けてしっかり食べてお肌を美しくしていきましょう。

美肌になる食べ物とコツ

 

 

ウドとワカメの辛し和え

 

<材料>

ウド   4本

ワカメ  30g
(刺身ワカメか塩蔵ワカメ(塩抜きしてください))

醤油   小さじ2

水    小さじ2

からし  チューブ1cm

 

<作り方>

  1.  皮をむいたウドを長さ3cm厚み0.5ミリに切ってゆでる。
  2.  醤油、水、辛子を混ぜ合わせておく。
  3.  ①にワカメと②を入れ混ぜれば完成です。

 


 

ウドの穂先はやわらかいので、皮はむかずそのまま使っています。

ワカメも春に食べると身体が整う食材です。

春は上にのびるものを食べると身体を解放してあげることができます。

春に食べるとよい食材

 

春は苦味と上に伸びるものが私たちの身体を助けてくれます。

季節によって食べた方がいいもの、味付けなどは変わります。

今日は季節ごとの味付けを説明しますね。

 

 

身体を整える季節ごとの味つけ

 

春は「苦味」

夏は「酸味」

秋は「辛味」

冬は「油」と合点して食え。

 

石塚左玄さんの言葉です。

 

この言葉のような味付けをとり入れると

その季節の身体をいたわり、次の季節も元気に過ごすことができますよ。

詳しく説明していきますね。

 


「春の苦味」は

 

冬にたまった毒素を出す力があります。

なので春にとれる山菜(フキノトウ、ウド、わらび、タケノコなど)を食べると良いです。

毒素分解するために、春は肝臓がよく働きます。

その肝臓を助けてくれる食べ物の一つが山菜です。

詳しくはこちらで説明しています⇒★

 


「夏の酸味」は

 

 

春に良く活動して疲れた肝臓を元気にしてくれます。

酢、梅干し、柑橘類を適度に食べると良いです。

 

柑橘類は油を分解してくれるので、油分解しなくてはいけない肝臓のお助け役でもあります。

酢や梅干しなどには殺菌作用もあるので食中毒の予防にもなりますね。

梅干しは三毒を消すと言われたり、消化を助けてくれる効果もあります。

詳しくはこちらで説明しています⇒★

 

夏の酢の物がおいしいのは自然なことだったんですね。

 

※注意

しかし酸味は身体をしめる作用もあります。

夏は汗で毒素を出すので、汗などが出にくくなってしまうほどの食べ過ぎはいけません。

 


「秋の辛味」は

 

寒くなる冬に向けて食欲を上げ、エネルギーを蓄える手伝いをしてくれます。

「大根の辛味」や「塩の塩辛さ」をとり入れると良いです。

大根や塩は胃腸の働きを良くして食欲増進に役立ってくれます。

 

しかし食欲をあげると言っても食べ過ぎはいけません。

でも大根には「大根時の医者いらず」なんて言葉もあるくらい、いろんな害を防ぐ効果もありますので役立てましょう。

詳しくはこちらで説明しています⇒★

 

そして寒くなる冬に向けて

「塩」で夏の暑さで緩んだ身体を引き締めていくことも大切です。

冬の寒さに耐えられるような身体にするのが秋の辛味です。

 

※注意

辛味といってもワサビやカラシなどは

身体を冷やしやすいので取り過ぎには気をつけましょう。

ショウガや唐辛子なども食べ過ぎると汗が出過ぎて冷えの原因になります。

 


「冬の油」は

 

 

身体の皮下脂肪を蓄え、寒さや抵抗力をつけてくれます。

他の季節より油を多めに調理したり、

動物性のものを食べる機会を少し増やすのもいいでしょう。

 

油は良いものを使うと身体により優しいですよ。

身体に優しい植物油の選び方

 

そして肉の中でも羊は身体を温めてくれます。

ラム肉じゃがのレシピ

 


まとめ

春は苦味、夏は酸味、秋は辛味、冬は油です。

 

でもそんなに堅苦しく考えなくても

わりと私たちがその季節に自然と欲するものだったりします。

 

食欲の秋なんて言われて、食べ過ぎて冬に太るのも理にかなっています。

普通に生活していれば自然と身体がその季節に合わせて動いてくれているんですよね。

ありがたいですね。

 

しかし、現代はその感覚が狂うことが多いです。

夜働いたり、夏でもエアコンがききすぎたところにいたり。

なのでたまには季節に合わせた食事をとり入れてあげることで、狂った感覚をリセットしてあげてくださいね。

 

季節に合わせた食事法は他にも沢山あります。

春には「芽」を、夏には「花」を、秋には「実」を冬には「根」を食べると良いなんて言葉もあります。

 

調理法で身体を整える方法もありますよ。

身体が整う春夏秋冬の調理法

 

こんなことを知っていると身体も整えやすくなります。

よければご活用くださいませ。

 

それでは今日はこの辺で。またね~♪

 

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