身体ポカポカになる「根菜の煮物」ポイントは野菜の炒める順番です。(温める野菜、冷やす野菜も説明します)

 

こんにちは♪

 

やっぱり寒い時は煮物!

生野菜は身体を冷やしやすいので、

寒い時期はは煮物が身体に優しいですよね。

 

今日は身体が温まる根菜類がたっぷり!

そしてしっかり炒めて、しっかり煮込むことでさらに身体がポカポカになる煮物です。

 

身体を温める煮物のポイントは

野菜の炒める順番です!

灰汁が強いもの、身体を冷やす作用が強いものから先に炒めます。
(ごぼう⇒コンニャク⇒大根⇒レンコン⇒ニンジン)

 

身体を冷やすものを先に炒めて、

火をとおす時間を長くすることで、冷やす作用を弱めます。

食材の詳しいことは最後に説明しますね。

 

せっかく煮物を作るなら、

身体に優しい手順でおいしく作ってあげましょう♪

 

 

根菜の煮物

 

<材料>

ゴボウ   短いもの3本

大根    15cmくらい

人参    小1本

コンニャク 1つ

蓮根    10cm

水     具材がかぶるくらいの量

醤油    水1カップに対して、大さじ1

ごま油   適量

 

<作り方>


 

① 鍋にごま油をひいて、乱切りにしたゴボウを入れ、弱火で甘い香りがするまで炒める。(あく抜きのため)


② 灰汁抜きした1cm角に切ったコンニャクを②に入れ、コンニャクがキュッキュと音をたてるまで炒める。(コンニャクの身体を冷やす作用を減らすため)


③ 次に大根を入れ②を上にかぶせ、蒸し焼きにしながら、ときどきひっくりかえす。
次にレンコンも同様に炒め、最後に人参も炒める。


④ 水を具材がひたるくらいまで入れる(この時水の分量を量りながらやってください。醤油の分量が水の分量で決まります)
 具材がやわらかくなるまでフタをして中火で煮る。


⑤ ④に醤油を入れ、ほぼ水分がなくなるまで煮きる。
  最後にフタをして10分ほど蒸らしたら完成です。


 

野菜をじっくり炒めるので、

甘みとコクがでて、醤油だけでも美味しく仕上がります。

でも醤油は良いものを選ぶべし。

樽仕込み濃口「純」

 

今回は水で煮込みましたが、

出し汁を使うとより美味しくなります。

 

最後に野菜の温める、冷やす食材について簡単に説明していきます。

 

 

温める野菜 冷やす野菜

 

マクロビと薬膳と両方教わっているので、それぞれの違いがあります。

 

今日はマクロビの煮物だったので、

マクロビで教わったものを参考に説明しますね。

 


温める野菜(陽性)

 

 

寒い時期にとれるものや土に埋まっているものが多いです。

 

ゴボウ
人参
レンコン
大根

 

土深く埋まっているものや、

水分が少ないほど身体を温める性質が強いので、

この中ではゴボウが一番身体を温めます。

 


真ん中の野菜 (中庸)

 

春や秋にとれるもの、土の付近になるものが多いです。

丸いものが多いのも特徴。

(夏にとれても冬まで食べられるものなどもあります)

 

カボチャ
白菜
カブ
キャベツ
葉物
玉ねぎ
ニラ
キュウリ

 

中庸は(ちゅうよう)は陽性と陰性の真ん中です。

その中でもきゅうりは水分が多いので、身体を冷やしやすい部類に近いです。

 


冷やす野菜(陰性)

暑い時期にとれるもの、熱帯地方でとれるもの。
(夏野菜や水分の多いもの)

いも類
ピーマン
ナス
トマト
きのこ類

 

特にナスやトマトは水分が多いので、

身体を冷やさないためにはしっかり煮込むことが大切です。

夏野菜の煮物のこちらを参考にしてみてください↓

夏の重ね煮の作り方

 


 

こんな感じでなんとなくでも覚えておくと、身体を温める工夫につながります

 

今回の煮物は
身体を温めるために作ったので

  1. 灰汁の強いゴボウが一番先。
    ごぼうの灰汁抜き方法
  2. 次に身体を冷やすコンニャク、
    (きのこや玉ねぎを入れるときはこんにゃくの後)
  3. 次に根菜類の中でも水分が多い大根。

  4. そしてレンコン、ニンジンの順になりました。

 

このような順番にすると、

身体を温めるだけでなく、

野菜が調和して美味しくなり、

身体に優しい料理が出来上がります。

 

これからまだまだ寒くなります。

身体を温める料理を食べて冬をのりきりましょう。

今回の根菜の煮物はアレンジもできるので、また紹介しますね。

 

それでは今日はこの辺で。またね~♪

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